長年のコレクションの整理です。アルプスの山並みを裏蓋にレリーフしているこの時計、瞼を閉じればハイジがこちらに手を振り微笑み、野口健さんと熱いコーヒーを…？？ご存知「アルピニスト」です。国産腕時計の楽しみの一つにペットネームがありますが、防水をイメージした「シーホース」「ディスカス」「グッピー」なとトロピカルならお魚さんたちから「フライングフィッシュ」で釣り人を、この「アルピニスト」ではローレルのアルピニストについていたタグを見るに、「登山に、スキーに!」ですので初代フィールドウォッチつまりスポーツウォッチの先駆けでしょうか。アルピニストはローレル、チャンピオン、そしてこのチャンピオン850からラインナップされました。放射状の文字盤やEGPの金色モデルまで様々ですが、このモデルの見所はやはり、夜光の入った針に太めのインデックス、夜光のスクエアドットでしょう。シンプルなシルバーにAlpinistの斜文字が格好の良い文字盤。風防を挟み込むケース側の内装ベゼルが奥行感を作り出しています。現代まで続くアルピニストシリーズの始まりを感じて下さいませ。竜頭を含まないケース横巾約35mmラグ巾約18mmベルトは雰囲気を見るためのオマケとお考え下さい。1964年製の時計です。全体的に経年なりの劣化はありますので画像でご確認下さい。アウトドア向けの時計なので痛んだものがとても多い中、綺麗に使われてきた時計です。STPケース故メッキの劣化はございますが文字盤は58年の歳月が過ぎたと思えないくらい綺麗です。出品に際して馴染みの時計店で純正風防への交換、ひげゼンマイの調整、歩度調整など行なってもらいました。簡易整備ですが、現在のところ手巻で巻いて机上に平置き手巻で毎日巻いて丸5日様子を見ましたが分単位の誤差無く稼働しております。しかしながら古い機械式時計は運送時の振動や温度差にも敏感です。到着時の稼働状況や精度は保証出来かねます。また、返品はご遠慮下さい。しばらくはこれでいいと思いますが、日々実用されるならば機械の為にオーバーホールをお願い致します。古い機械式時計に詳しい方のみ、納得されてから購入してください。ご質問、ご覧になりたい画像の差し替えなどお気軽ににお寄せ下さいね。検索用グランドセイコーキングセイコーマーベルロードマーベルローレルクラウン